スーダン情報

永らくスーダンで仕事をしている色男、七條さんからの今回のスーダンのクーデターの報告です。

今回のスーダンのクーデター(フランス語で国家への一撃)が過去スーダンの2回のクーデターと異なる点

1. 最終的に軍が動いてクーデターとなったが、それを動かしたのはスーダンのごく普通の一般人であったこと。市民はボランティアで携帯充電基地、 デモ隊への給水ポイントを作り支援した。
(2019年2月末まではSPAというプロの活動家団体が牽引した)

2. デモの様子はFBおよびTwitterで実況中継された。(政府はFBを遮断することに何度か成功したが、直ぐに復活した。)

3. 2013年のデモに比べて圧倒的に女性参加率が高い。その中で若干22歳のサラという女子大生が二日前、数千人の群衆の中で歌いながら演説を行い、その様子はCNNでも報道され、FB、Twitterで拡散し新たなヒロインを生んだ。

いずれにしても、軍によるクーデターではなく、武器を持たない市民の勝利でしょう。

昨日、帰国した私と上司は本日、喧騒の新宿西口で静かにスーダン人の勇気を称えて、祝杯をあげました。

これからのスーダンが明るい未来でありますように。

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