ミンミン蝉の焼死体

「ミンミン蝉の焼死体」という漫画の読書会が先日開かれ5名が

参加した。

客のI氏が持ち込んだこの本はストーリ性が分からず殆どがメタファー

に覆われていてそのメタファーが何かはさっぱり分からない。

I氏は仏教の神髄がこの漫画に在ると云うが不思議な魅力は感じるが

点と分からない。

客たちに見せたが皆首を傾げている。

若い頃見た映画「去年マリエンバードで」を彷彿させられた。

ピアニストの渡辺さんがこの本を購入した。

スーダンの古い地図

金成さんがいかにも古そうなスーダンの地図を持って来た。

どれ程古い地図か分からないがナセル湖が未だ存在して無くWadi Halfaの

町が北端に大きく載っている。

ナセル湖が出来る以前は人口2,3千人の大きな町だったらしい。

今は定かで無いが水没した後の町は人口は500人にも満たないだろう。

バッチ好きな大友さんには広末涼子のバッチを持って来た。

 

Because it is there.

「大興安嶺探検」の本を読んだ。

1942年に今西錦司を隊長とした京大探検部の連中が満州の山奥の北部興安嶺を

探検した記録だ。

学生時代の川喜田二郎や梅棹忠夫等そうそうたるメンバーだ。

この本の解説を本多勝一がしているがその中でチョモランマで遭難したマロリー

の有名な「Because it is there」に付いて述べている。

彼の他の著書でも見かけたが、どうして山に登るのか?と問われたマロリーが

そこに山が在るからだと訳されているのは大きな誤訳だと本多は云う。

彼はそこに未踏峰のチョモランマ(エヴェレスト)が在るからだと訳すべきだと云う。

僕も常々納得いかなかった言葉だったが彼の説明を聞いてすっきりした。

 

 

綾乃さん来店

10数年前学生だった頃のスタッフ、綾乃さんが旦那と

二人の子供を連れて来店。

旦那の戸田君も同じ頃バイトしていた事が有る。

彼は新聞紙でするガラス磨きが得意で今は高校で国語を教えている。

二人は兄弟で下の子は産まれて未だ2カ月だ。

綾乃さんは初期のウルルクのメンバーだった。