Because it is there.

「大興安嶺探検」の本を読んだ。

1942年に今西錦司を隊長とした京大探検部の連中が満州の山奥の北部興安嶺を

探検した記録だ。

学生時代の川喜田二郎や梅棹忠夫等そうそうたるメンバーだ。

この本の解説を本多勝一がしているがその中でチョモランマで遭難したマロリー

の有名な「Because it is there」に付いて述べている。

彼の他の著書でも見かけたが、どうして山に登るのか?と問われたマロリーが

そこに山が在るからだと訳されているのは大きな誤訳だと本多は云う。

彼はそこに未踏峰のチョモランマ(エヴェレスト)が在るからだと訳すべきだと云う。

僕も常々納得いかなかった言葉だったが彼の説明を聞いてすっきりした。

 

 

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