予ねてより蕃山の谷澄川を遡りたいと思っていたが永年
行き倦んでいた。
最大の原因はこの沢は熊の巣窟だと思っていたからだ。
だが今の時期は熊は出て居ないと思い行ってみた。
思ったよりも松倉沢の様に深い谷では無く源流近くで巡回路
の稜線に藪を漕いで出た。
天気が良く蔵王の全貌が見渡せ青麻山の奥に見えるのは吾妻連峰
だろうか。
萱が崎山を通り南風蕃山への稜線に入ろうと思い入り口に在った
看板が無いのに気付いた。
南風蕃山の頂上に着いたが頂上に在った看板も無くなっていた。
Wコースを降りようとしたがやはり指導標が無い。
僕は数回利用しているので難なく行けたが初めての人は面食らう
に違いない。
途中の赤いステッカーも全て無くなっていた。
南風蕃山に付いては名前の由来等がネットで批判されていたが誰か
反対する人達が撤去したに違いない。
その徹底ぶりが少し異常だ。
南風蕃山から降りWコースを外れ地図には載っていない300m峰に
登りそこから一気に松倉に降りた。
途中動物のフンが有りレンズで調べたら狸の糞だった。