ネパール、ヒマラヤ中部に7,061mのニルギリが聳えている。
先日未踏の西陵から登る日本人の二人の登山家のテレビがやっていた。
エベレストを始め8,000m峰は沢山の登山家が登っているがニルギリは
交通の便が良いのに関わらず僅か5組しか登っていないのに驚いた。
若い頃偶々通り掛かったタトパ二という小さな宿場町のトレッカー相手
の小さな宿で3週間程番頭みたいな事をしていた事がある。
当時は電気や車が有るネパールの第二の町ポカラまで3,000m近い峠を越え
3日間歩かなくては辿り着けなかった場所だった。
この村はダウラギリとアンナプルナという8,000mに挟まれた世界で一番
深い渓谷に面している。
その深い渓谷の奥に雪を被った鋭いニルギリだけが聳えていてそれを毎日
眺めて暮らしていたのでニルギリと聞くと感慨深い。