黒沢明では無いが天国と地獄を味わった一日だった。
蔵王に登った。
先日山女から芝草平は工事の為入れなく大黒天からの登りが良いと勧められそのコースを選んだ
長距離を移動する蝶にも会えそうだ。
中腹はガスが掛かり天気が危ぶまれたが大黒天まで行ったら快晴になり広大な蔵王が望まれた。
熊野岳に登り名号峰への縦走路で独標1772m付近はピークを過ぎたとは言え彼方此方にコマクサが
咲き丁寧に探すと高山植物が次々に見つかった。
真に楽園の世界だった。
熊野岳では登山者が群れをなしていたがこの近くの楽園には一人も居ない。
その後大黒天まで下り最近ネットで知った御田の神湿原に向かう。
標高1550mに在る御田の神湿原はシャクナゲが咲き誇り道も整備された気持ちの良い所だったが
歩きながらよそ見をした時転倒し鼻をしこたま打ってしまいかなりの出血に見舞われた。
その帰り遠刈田に降りる途中はガスが酷く文字通り一寸先も見えない有様で肝を冷やされた。