山形に向かう仙山線の陸前白沢駅当たりの南側に五つのぽっこりとした
山が見えてくる。
白沢五山と云われていて標高も殆ど同じで同じ頃に山が出来、その後
同じ様に侵食されて出来たと云われている。
前山を除くとお椀を伏せた様な形をしているが前山だけはお椀の一部
が平になっている。
兼ねてから平な前山の最高点は何処かと気になっていた。
頂上は何処かと間際らしいのは鬼首に在る須金岳が有名でガイドブック
には必ず頂上の話が出て来る。
須金岳は頂上候補が3か所有り、前山は4か所有る。
今回登山アプリで計ってみた。
昔持っていた高度計は気圧を入れなければならない本格的な物だったが
今の登山アプリは誤差は少し有るが便利な代物だ。
一番目は登って頂上台地の縁に着くと「地籍図根三角点」と書かれた木の標が在る。
此処がアプリで328mだ。
少し行くと二番目の「前山346m」と書かれた標識が立っていてここが前山の頂上と
されている様でアプリでは335mだ。
そこから数百メートル行くと三番目の少し小高くなっていて石は埋まっている所が
340mだ。
そこから暫く歩き尾根筋から離れた小高い丘が四番目でアプリで339mだった。
以前前山最高点の標識が立っていたがいつのまにか無くなっていた。
結論から3番、4番、2番、1番の順になる。
4番目は3番目と僅か1mの差しかないので残念だろう。
4番目は最初測った時は前山の最高点の数字が出て勇んで最高点の標識を作ったがその後
測り直したら違っていて標識を外したのだろう。
最も頂上は必ず最高点でなければならないという事ではなく頂上が最高点では無いという
山は実は多いのだ。