えみしは存在しなかったという衝撃的な本を読んだ。
題名も「つくられたエミシ」だ。
この作者松本氏に拠ると東北地方にはエミシについての民話も伝説も伝承も
無い。
エミシの言語も無い。
東北地方に住んでいたと述べるのは日本書紀をはじめ古代の文献だけだ。
何故書いたのか。
それは唐に対して日本国を認めて貰いたい為に朝貢してくれる地域が必要
だったからだ。
この本に依ると4世紀にアイヌは現在の北海道と青森に住み岩手は日本人
と混在していて、6世紀になると北海道だけに住むようになった、
又6世紀にはアイヌの他にオホーツク海地方にはオホーツク語を話す部族
が来て10世紀ごろには交じり合ったらしい。
この説は最近のゲノム分析にも合っている様に感じる。
今まで東北北部にアイヌ語の地名が残っている事何故エミシの言葉が残って
無いのかと永年の懸念が一挙に無くなった。
この説は考古学会ではどうなのだろうか?