MHKでアンナプルナ一周の番組をやっていた。
マルシャンデイ川を標高800mの亜熱帯地方から3400mまで只管
5日間掛けてマナンの町まで以前歩いた事が有る。
ジャングルから氷河が望む所までを歩く楽しいトレッキングだった。
それがテレビを観たら何とマナンまで車で行っていた。
又トロンパスを越えたムクチナートからポカラまでも車で行っている。
その間が楽しい所なのにと突っ込みを入れたくなる。
マナンはポカラから見て丁度アンナプルナの裏側に当たる標高3400m
に在るかなり大きな集落で人口も2000人程居そうだ。
これより上には殆ど集落が無い。
目の前にはアンナプルナの氷河が望まれ町の周りにはピンク色の蕎麦畑が
拡がっている。
この町に外国人が初めて訪れたのは1949年と謂われている。
初めて訪れたのはイギリス人なのだがその時マナン人はカメラでこの珍客を
撮ったという。
日本からも其のころ川喜多探検隊が訪れた事が有りそれを記した「ネパール王国探検記」
は家に有ったので子供の頃から夢を膨らませていた。
又マナンは政治的に微妙な位置に在ったのでネパール政府から優遇されていて
海外に商売に行けた。
バンコクで銀細工の卸の店に行くとマナン出身のネパール人が経営していたりして
驚かされる。